【令和6年調査速報】
家族みんなの歯を守る
「歯科検診」の
新常識と重要性

毎日、仕事に家事、そして育児と、目まぐるしい日々を送り、ご自身のことは後回しになりがちな中でも、「家族の健康」は何よりも大切にされていることと思います。

「歯の健康」は、お子様の成長はもちろん、ご自身の美しさや、ご両親の健康寿命にも深く関わる、とても重要なテーマです。

「毎日歯を磨いているから大丈夫」「痛くなったら歯医者に行けばいい」そう思っていませんか?
実は、最新の「令和6年 歯科疾患実態調査」の結果から、歯の健康には「新たな常識」と、定期的な「歯科検診」の重要性が浮き彫りになりました。

この記事では、厚生労働省が発表したばかりの調査結果を基に、日本の歯の現状と、忙しい皆様だからこそ知っておくべき歯科検診の価値について、わかりやすくお伝えします。きっと、ご自身の、そしてご家族の歯に対する見方が変わるはずです。

知っておきたい!日本の歯の現状

まずは、最新の調査結果から、私たちの歯が今どのような状況にあるのかを見ていきましょう。この調査は、わが国の歯科保健状況を把握し、今後の歯科保健医療対策の推進に必要な基礎資料を得ることを目的としています。全国の満1歳以上の約54,000人の世帯員が対象となり、質問紙調査と口腔診査が行われました。

令和6年
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歯科疾患実態調査結果
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お子さんの歯を守るために

お子様の歯の健康は、子育て世代のママにとって特に気になる点ではないでしょうか。
調査結果によると、乳歯にう蝕(むし歯)経験があるお子さんの割合は、14歳以下の各年齢において、過去の調査と比較して概ね減少傾向にあります。これは、日頃の歯磨きや、フッ化物応用(フッ素塗布など)の普及によるものと考えられ、大変喜ばしいニュースです。
しかし、一方で8歳のお子さんでは、依然として37.8%が乳歯にう蝕経験を有していることも明らかになっています。乳歯のむし歯は、永久歯の生え方や歯並びにも影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

また、14歳以下のお子さんの72.5%がフッ化物応用の経験があると回答しており、特に6歳では86.3%と最も高かったという結果も出ています。フッ素は歯質を強くし、むし歯になりにくくする効果があるため、この高い経験率は、お子さんのむし歯予防において非常に心強いデータと言えるでしょう。

親世代の歯の健康状態

次に、30代・40代の皆様ご自身の、そしてご両親世代の歯の状況を見ていきましょう。
永久歯のう蝕(むし歯)経験を有する者の割合は、35歳以上85歳未満では90%以上と非常に高いことが示されています。これは、ほとんどの方が一生のうちに一度はむし歯を経験している、という事実を物語っています。さらに、未処置のう蝕(治療されていないむし歯)を持つ者の割合は全体で28.2%で、60歳以降ではいずれの年齢階級でも30%を超えており、ほとんどの年齢階級で男性の方が高かったと報告されています。

そして、30代・40代の皆様にとって特に注目すべきデータが、「冷たいものや熱いものがしみる」という症状の割合です。この症状は、35~39歳で17.8%が最も高かったことが明らかになりました。これは、まさに子育てや仕事で忙しいママ世代が、知覚過敏や歯周病の初期症状に悩まされている可能性を示唆しています。

また、歯ぐきの状況を見ると、歯肉出血を有する者の割合は年齢とともに増加し、80~84歳で50.3%と最も高かったものの、若い世代でも存在しています。さらに、4mm以上の歯周ポケットを持つ者の割合も年齢とともに増加傾向にあり、これは歯周病の進行を示すサインです。
しかし、明るいニュースもあります。「8020(ハチマルニイマル)達成者」、つまり80歳で20本以上の自分の歯を保っている人の割合は、約61.5%と推計され、前回の調査時(51.6%)より高くなりました。これは、歯科医療の進歩と予防歯科への意識の高まりの表れであり、「生涯にわたって自分の歯で食べられる」という目標が、現実味を帯びてきていることを示しています。

毎日歯を磨いていても…
なぜ歯科検診が必要なの?

「毎日きちんと歯を磨いているのに、なぜ虫歯や歯周病になるの?」
そう疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。調査結果が示す通り、1歳以上の97.2%が「毎日歯をみがく」と回答し、82.0%が「毎日2回以上歯をみがく」と、歯磨き習慣は非常に高い水準にあります。
しかし、それだけでは防ぎきれないのが、お口のトラブルの難しいところです。
歯磨きだけでは、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝など、磨き残しが起きやすい場所があります。実際に、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具を用いて清掃を行っている人の割合は63.4%に留まっており、まだ多くの人が歯ブラシのみに頼っている状況です。

磨き残しは、時間が経つと歯垢(プラーク)となり、やがて石のように硬い歯石に変化します。この歯石は、歯磨きでは除去できず、むし歯や歯周病の大きな原因となります。また、ご自身では気づかないうちに、初期の虫歯が進行していたり、歯周病が静かに進行しているケースも少なくありません。
だからこそ、歯科検診の役割が非常に重要になるのです。

歯科検診に行くと、
こんなメリットが!
【家族の未来のために】

歯科検診は、単なる「歯の点検」ではありません。そこには、忙しい現役世代とご家族にとって、計り知れない価値があります。
令和6年の調査では、過去1年間に歯科検診(健診)を「受けた」と回答した者の割合は、全体の63.8%でした。注目すべきは、女性の方が66.5%と、男性(60.6%)よりも高い受診率を示している点です。これは、女性がご自身やご家族の健康に対する意識が高いことを示していると言えるでしょう。
最も多かった受診機会は、「(かかりつけ)歯科医院での定期的な検診(健診)」で55.7%でした。信頼できる「かかりつけ歯科医院」を持つことが、継続的な口腔ケアに繋がっている証拠です。
では、具体的に歯科検診にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

  1. 虫歯や歯周病の早期発見・早期治療
  2. ・ご自身では気づきにくい初期のむし歯や歯周病を、専門家が早期に発見できます。
    「冷たいものがしみる」などの自覚症状があったとしても、それが深刻な病気のサインである可能性があります。早期に発見できれば、治療が最小限で済み、痛みや身体への負担も軽減されます。

  3. プロによる徹底的なクリーニング
  4. ・普段の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石を、専門の器具で徹底的に除去します。これにより、むし歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

  5. お子様のむし歯予防の徹底
  6. ・歯科検診は、お子様の歯の成長段階に合わせた適切なケア(フッ素塗布、シーラントなど)を提案・実施する絶好の機会です。お子様がむし歯ゼロで成長できるよう、専門家がサポートします。フッ化物応用の経験が高いお子様が多いのは、予防への意識が高い証拠です。

  7. 正しいブラッシング指導と
    口腔ケアのアドバイス
  8. ・あなたの歯並びや生活習慣に合わせた、効果的な歯磨き方法やデンタルフロス、歯間ブラシの使い方を指導します。これにより、日々のセルフケアの質が格段に向上します。

  9. 将来の健康寿命の延伸
  10. ・歯の健康は全身の健康と密接に関わっています。定期的な歯科検診で歯を長く健康に保つことは、「8020」の達成 に繋がり、いつまでも美味しく食事ができ、いきいきと生活できる「健康寿命」の延伸に貢献します。

「歯や口の状態について『気になるところがある』と回答した者の割合は、全体の42.2%でした」。もしあなたがこの42.2%に含まれていなくても、それは「問題がない」ことの証明にはなりません。
自覚症状がないうちに、プロの目でチェックすることが何よりも大切なのです。

当院がサポートできること

「歯科医院に行く時間がない…」「子どもを連れて行けるか不安…」そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当院は忙しい皆様が安心して歯科検診を受けられるよう、様々なサポート体制を整えています。
キッズルームはその1つです。
当院では、「かかりつけ歯科医院での定期的な検診」の重要性を深く理解し、皆様が安心して通い続けられる場所であるよう努めています。ご予約の相談はもちろん、お子様連れでも安心してご来院いただけるよう、配慮しておりますので、どうぞご安心ください。

まとめ:今日の歯の健康が、
未来の自分と家族の健康に繋がる

今回の「令和6年 歯科疾患実態調査」の結果は、日本の歯科保健状況が全体的に改善傾向にあることを示しつつも、依然として多くの課題が残っていることを浮き彫りにしました。特に、30代・40代のママ世代にとっては、ご自身だけでなく、お子様やご両親の歯の健康を考える上で、非常に示唆に富む内容だったのではないでしょうか。
「歯や口の状態について気になる」と回答した方が全体の42.2%もいる ように、多くの方が何らかの口腔トラブルを抱えています。しかし、定期的な歯科検診は、そうしたトラブルを未然に防ぎ、早期に解決するための最も効果的な手段です。
ご自身の健康を守り、お子様にとって健康な歯の習慣を教え、ご両親がいつまでも自分の歯で過ごせるように。

「まだ大丈夫」ではなく、「今こそ大切に」という意識を持って、ぜひこの機会にご家族皆様での歯科検診をご検討ください。
当院は、皆様のお口の健康をサポートし、生涯にわたる笑顔を育む「かかりつけ歯科医院」として、皆様のご来院を心よりお待ちしております。
まずは、お気軽にお電話、またはウェブサイトからご予約ください。

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