白い詰め物が高い理由

現在の治療費と異なる場合がございます。最新の治療費は料金表をご確認ください。

質問

現在、詰め物を入れようか迷っています。歯医者さんで銀歯とセラミックの歯をすすめてもらいました。なぜ、セラミック(白い歯)を入れると値段が大幅に変わるのでしょうか?素材なのか、、技術なのか、、詳しく知りたいです。

セラミックなぜ高い?

詰め物の種類 患者様への請求額
セラミックの
詰め物
55,000円
金属の詰め物
(金銀パラジウム合金)
約3,000円
(ただし、保険点数は約1,000点であるため、実質的に約10,000円)

セラミックと保険の銀の詰め物を比較してみますと表のようになります。

患者様への請求額の違いは、
1、セラミック自体が高い
2、接着剤の違い
3、技術・予後の良さ

の3つに分かれていきます。

1、セラミック自体が高い

詰め物の種類 製作料金
セラミックの
詰め物
13,750円
金属の詰め物
(金銀パラジウム合金)
製作費:1,430円
金属料:3,168円/g
合計:3,014円(金属0.5g使用)

銀の詰め物は1つの歯に対しておよそ0.5g使用されると仮定しますと、製作費を含めて3,014円です。それに対して、セラミックは13,750円の費用がかかります。
セラミックを製作するだけで、およそ4倍の費用がかかっていることがわかります。

2、接着剤の違い

2つ目に、セラミックが高い理由として、接着剤の違いがあります。保険で適応されている接着剤は、レジン含有グラスアイオノマーセメントというものになります。
こちらは、グラスアイオノマーセメントがベースになっており、その中に強度を増すためにレジン(プラスチック)が配合されているものになります。
ベースはグラスアイオノマーであるため、どうしても劣化の激しい素材になります。

それに対して、セラミックに使用する接着剤はレジンセメントというもので、グラスアイオノマーを含まない、劣化の少ない接着剤を当院では使用しています。

良いものはどうしてもコストがかかるのですが、材料費の違いとしてこちらも費用がかかる要因となっています。

3、技術・予後の良さ

歯にセラミックを接着させるためにはとても気を使います。接着面に水分があると接着力が弱くなってしまいます。そのため、接着操作を早くしたり、工夫して行う必要があります。

また、前項で接着剤の話をしましたが、保険の金属は厳密には接着ではなく、合着といい、歯とくっついているのではなく嵌合させています。
セラミックはしっかり歯と接着させているため、虫歯になりにくいということもあります。
また金属は、お口の中でプラーク(歯垢)が付着しやすいことに比べ、セラミックではその付着量が大きく減少できるということも明らかになっています。

ですので、セラミックを入れることで、二次的な虫歯へのなりやすさは明らかに金属よりも低くなっていることがメリットとしてあります。
再び虫歯になった場合、また費用と治療のための時間を割かなければならなくなりますが、セラミックを選択することで、そのリスクを回避できる可能性が高いというメリットを買えるということです。

まとめ

以上のようにセラミックが金属と比べて、費用はかかるが良いものであるということが、ご理解いただけたかと思います。もちろん、セラミックにも欠点があり、金属と比較すると割れやすいということがあります。
そのため、当院ではセラミックの治療に対して、条件付きで補償も行っております。

その条件とは6ヶ月までの定期検診を受けていただくというものになります。お口の中に詰め物を入れた以、毎日使用するものになります。お口にあるものはご自身でどうなっているのかなかなかわかりませんよね。
ですので、歯科医院でのチェックと、メインテンスは必須であると考えています。再び歯に不具合が起こらないように、良い材料を選択し、メインテナンスを受けることがとても重要です。

メインテナンス(定期検診)について セラミックの詰め物
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