歯科医院でのクリーニングについて

コラム

歯科医院でのクリーニングについて

クリーニングとは…

「歯のクリーニング」というと大抵一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
歯科医院にて専門的なクリーニングを定期的に行うことはとても大切なことです。

日本では歯に対する意識が他国と比べるとまだまだ低く、歯科医院に行くのはむし歯や歯周病が悪化し治療しなければならない状態になってから、というのがほとんどです。
歯が悪くなってから治療をするのではなく、治療が必要な状態にならないための予防が非常に重要です。
クリーニングはその「予防」に重点を置いた、歯科医院で行われる専門的なケアのことです。

なぜクリーニングが重要なのか

クリーニングでは、専門の機器を用いて歯の表面についたプラーク(歯垢)歯石を取り除いていきます。
プラークとは歯の表面についている白っぽいネバネバした細菌のかたまりのことです。
プラークにはむし歯や歯周病の原因となるミュータンス菌や歯周病菌が含まれています。
そのプラークに唾液中のカルシウムやリン酸が沈着して石灰化し硬くなったものを歯石といいます。この石灰化は、プラークが歯に付着してから、4・5時間で始まります。およそ48時間で歯石となり、歯ブラシでは落とすことができなくなります。

そしてこの歯石がさらなるプラークの付着の足場になっていきます。

プラークがプラークでいる間は一般の方でも取り除けます。これをプラークコントロールといいます。
プラークコントロールは残念なことに我々歯のプロでも100%綺麗にすることはできないと言われています。
ですから歯科医院でのプロフェッショナルケアが推奨されているのです。

SC(スケーリング)とは…

SC(スケーリング)はセルフケアでは落とすことのできない歯や歯の根についたプラークや歯石をスケーラーという専門の機器を用いて除去する処置のことです。

歯石のついた歯の表面はざらざらしていてプラークが付着しやすい状態になっています。
歯石にプラークが付着し、そのプラークが石灰化すると歯石がさらに増大し、歯茎を圧迫します。また、プラークが歯肉に炎症反応を引き起こします。
これを歯周炎といい歯肉が腫れて出血するという症状がでます。そしてさらに悪化すると歯周病となります。

セルフケアで落としきれないプラークが知らず知らずのうちに歯石となり、また歯周炎や歯周病を引き起こしてしまいます。
SCはそんなリスクを回避し、健康な歯を維持するためにとても必要な処置であるといえます。

PMTCとは…

P…プロフェッショナル(専門家による)
M…メカニカル(機械的な)
T…トゥース(歯の)
C…クリーニング(清掃)
の4つの頭文字を省略した名称で、専門の機器を使用し歯の表面についたむし歯の原因となるミュータンス菌や歯周病菌のかたまりであるバイオフィルムを除去することです。

また着色を落とすこともできます。コーヒーやお茶、赤ワインなどの色の濃い飲食物、たばこなどに含まれる色素が歯の表面に沈着することで着色が起こります。これをステインによる着色といいます。

PMTCによって歯の表面のバイオフィルムを除去することは、歯周病やむし歯の予防につながりますし、着色を落とすことでその方本来の歯の色を再現することができ、自然で美しい仕上がりになります。
またホワイトニングを希望される方にも最初にPMTCの施術を受けていただくことになります。

クリーニングの種類について

当院では歯のクリーニングが2種類あります。

1 保険診療内で行うクリーニング

こちらはお口の中全体の検査を行い、それからクリーニングを行なっていきます。
検査はレントゲン検査、虫歯の有無のチェック、歯ぐきの健康度を見ていく検査を行います。
歯石とりまで全て含めて約4,000円くらいです。ただし、保険内の場合、着色取りができませんので、ご希望の場合別途5,000円かかります。

2 保険診療外で行うクリーニング

検査を行いません。歯石のみをとる(¥5,000-)か着色のみをとる(¥5,000-)か両方とる(¥8,640-)かを選んでいただきます。

1、2に共通する事として、歯石とりは超音波の器具を使って歯にこびりついた歯石を取り除いていきます。

着色取りは、コンクールクリーニングジェルリナメルというものを使っていきます。
この2つだけで着色(ステイン)とおさらばできます。

コンクールのジェルの効果は下の4つになります。
① 吸着効果で歯に優しいクリーニングができる。
② 2種類の殺菌剤で虫歯と、歯周病の予防が出来る。
③ 歯の再石灰化を促進してくれる。
④ 歯垢、歯石などの汚れをつきにくくしてくれる。
  です。

そして仕上げにリナメルです。リナメルは傷ついた歯の表面を修復してくれる効果があります。
歯の表面に傷があると、ステインや着色が入り込んでしまうのでそれをもとから断つんですね。

定期検診について

当院では通常治療が終わった後三ヶ月に一度、定期検診を受けていただくことをおすすめしています。
上記にもありますように、治療が必要になってから来ていただくというのではなく、治療をしなくてもよい状態を保つための予防がとても大切です。

8020運動というのをご存知でしょうか。「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」というスローガンのもと、1989年(平成元年)から当時の厚生省と日本歯科医師会が推進している運動のことです。

高齢化が進むなか、8020達成者は70歳以降にかかる入院医療費がそうでない人と比べると5分の1ほどであるというデータがあります。
残存歯数と寝たきりには密接な関係があり、高齢者となった際に残存歯数が20歯以上の方は、91%自立した生活を営むことができます。
定期的に歯科医院に通われて予防歯科を実行された方とそうでない方とではこれだけの差がでてしまうのです。1
00歳まで生きると言われている現在、健康で自立した生活を送るためにも、定期検診を受けていただくことをおすすめします。

また、当院の定期検診は基本的には保険適応となっています(場合によっては適応外となります)。
口腔内の状態を撮影、歯周ポケットの測定、SC(スケーリング)、フッ素塗布という流れになります。
本来、PMTCは自費で受診していただくものなのですが、当院では定期検診に来て頂いた際に上記の内容+PMTCの処置もさせていただきます。その為、定期検診の場合お得にPMTCが受けられます。

※初診の方は対象外です

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