自分で白い歯を手に入れる方法のウソホント
口元は思っているより他人から見られているものです。白い歯だと、自信を持って人と話したり、大きな口を開けて笑ったりできますよね。逆に黄ばんだりくすんでいたりするとなんとなく口元が気になって、自信がなくなりませんか?歯の清潔感は周りの人間関係に影響を及ぼすこともまれではありません。
今回はご自身でできるホワイトニングの方法について、巷で出回ってる噂の真実を解説します。本当は歯科医院でホワイトニングをしたくても、忙しくてできないという方はぜひ参考にされてください。
その① ココナッツオイルで口をゆすぐ
はい、結論から言いますとウソです。ココナッツオイルに歯を白くするような成分は含まれていません。
なぜココナッツオイルで歯が白くなるということが言われたのかというと、海外で『ココナッツオイルプリング』という口をゆすぐ美容法が流行ったからです。
ココナッツオイルを用いて口をゆすぐことで、口の中の細菌をやっつけてくれるということですが、確かにココナッツオイルに含まれるラウリン酸は黄色ブドウ球菌などのいくつかの細菌に対して抗菌作用があるといわれています。抗菌作用があるだけで、ホワイトニングの効果があると実証はされていません。
最初に言い出した方は、ココナッツオイルによって歯に一時的な光沢が出てホワイトニングされたと勘違いしたのかもしれないですね。
その② 重曹で歯を磨く
重曹はホワイトニング剤に使われる素材であることは確かですが、単体ではホワイトニングの効果はありません。
しかし研磨作用があるため、歯の表面のステインを除去できるなどの効果は期待できます。実際、重曹入りの歯磨き粉が薬局などでみうけられます。
注意点としては、重曹は研磨によって表面を白くするものになりますので、厳密にはホワイトニングではありません。研磨ですので磨きすぎに注意して使用してください。
その③ 歯の磨き方に気をつける
毎食後の歯磨きを正しくできていますでしょうか?
歯磨きの方法ひとつで歯の白さを手に入れられるかもしれません。歯にはエナメル質という固い組織が表面を覆っています。
ゴシゴシと強い力で磨いて、エナメル質が傷付いてしまうと、そこに色素が入って歯が黄ばんだりくすんだりしてしまいます。歯ブラシを鉛筆のように持って小刻みにやさしく動かして磨くと良いです。
その④ ホワイトニング用歯磨き粉で磨く
ホワイトニング用の歯磨き粉の使用はどうでしょうか。
答えはYES、NO両方になります。
厳密にいうと、日本で販売されているホワイトニング用の歯磨き粉は、ホワイトニング効果はないのですが、歯にステインやたばこなどのヤニが付着している場合は取り除くことができます。黄ばみが気になってる方ですと、毎日使用することで、数日で効果がでるはずです。
ただし、研磨材が入っているものは歯や歯ぐきを傷つけてしまいますので、磨き過ぎには注意が必要です。
ホワイトニング用の歯磨き粉で実際に歯を白くする効果のあるものは日本では販売されていません。ホワイトニング効果のある薬剤が入っているものは海外のみの販売となっており、日本では認可がおりていないからです。
もし、海外などでホワイトニングができる歯磨き粉を入手することができれば、歯ブラシにペーストを使って丁寧に歯磨きするだけでホワイトニングの効果が得られます。
まとめ
自宅でのケアは毎日続けることで効果も高まってきます。自分に合った方法を見つけて続けていきましょう。自分で努力することはもちろん大切ですが、健康な歯があってこそ輝く白い歯。歯科医院での定期的なチェックもお忘れなく!