放っておくと大変！！痛みは感じないけど放置は危険な虫歯 ！

痛みは感じないけど
放置すると危険な虫歯

今回は虫歯についてのお話です。
みなさんは、お口の中に、治していない虫歯はありますか？
歯医者さんに行きたいけど、忙しくて行けない。
そんな方も多いかと思います。けれど、たとえ痛みが無くても、虫歯は歯の病気。
病気は早期に治すもの。放っておくと、大変な事になるかも知れません。

花子

痛みのない虫歯だと、虫歯になっている事自体分からなかったり、痛くないので歯科医院に行かなくても大丈夫だと思ってしまったりする人も多いかもしれません。

麗子

虫歯は誰にでも起こりうる可能性がありますので、放っておくとどんな事態になるのか、きちんとお教えします。

麻布太郎

虫歯はある一定以上進行してしまうと自然に治るものではないのです。
そもそも虫歯というのは歯がミュータンス菌（虫歯菌）に感染する所から始まります。そのミュータンス菌が酸を産出し、歯を溶かしていきます。

人によって歯の成分や飲食のタイミング、嗜好品が異なりますので、虫歯の進行する早さは違います。虫歯があるのに歯科医院に行かないのは、ミュータンス菌の感染を放置してしまっていることと同じですので、進行を促してしまっている事になります。

麻布太郎

また、前は歯がひどく痛んでいたにもかかわらず、治療をしていないのに今はもう痛みがなくなっているようなら、それは歯の神経が死んでしまっている可能性が高いです。

花子

同じように、つめ物の中で虫歯になっている場合は、痛みを感じずに虫歯が大きくなる事があります。虫歯を現在の状態より悪化させないため、早めに歯科医師に診てもらう事が大切です。

花子

虫歯を放置すると、その後はどうなるかご存知でしょうか。

麻布太郎

神経を死滅させた菌は次に、歯槽骨といって、歯を支えている骨の中に入っていきます。

麗子

そうすると、歯の根の先端に膿がたまるようになります。そして歯ぐきにニキビのようなものができて、そこから膿がでてくるようになります。

麻布太郎

その時の治療法は、歯の根の中をまずキレイにしていきます。薬品やファイルという器具を使って消毒や切削をします。それでも治癒しない場合は、歯ぐきを切って根の先端を切ったり、最悪の場合抜歯をしないといけなくなります。そうなると、治療期間も費用もおおきくなってしまいます。

麗子

先述したように、治療が遅れてしまうほど、症状は深刻になっていきます。

麻布太郎

炎症を起こしている顎の骨の菌が、そこに留まらず、血液の流れに乗ってしまったら、外歯瘻といって、顔から膿が出てくるようになることもあります。

花子

原因は口の中なのに顔にまで影響がでてきてしまうのは嫌ですよね。

麻布太郎

ですので、虫歯ができたのかな？と少しでも感じられることがあったら、すぐに歯科医院ヘ行きましょう！

虫歯は細菌感染です。最初は歯の一本でもやがて多くの歯を蝕んでいき、ゆくゆくは歯に止まらないのです。
後悔する事態にならないように、早く歯科医院で診てもらうのが最善です。

いかがだったでしょうか。
まさか虫歯が原因で顔にまで影響が起こりうるなんて、信じられない、という方もいるでしょう。
軽い怪我でも甘く見ず、きちんと処置した方が良いですよね。
それと同じように、一本の虫歯も軽く考えず、最後までしっかり治す事を考えましょう。
あれ？虫歯かなと思ったらすぐ歯科医院へ！