治療期間、回数が長引く理由
根管治療は歯を残すための大切な治療だから
根の治療の治療期間は、根の本数や、複雑さによって変わってきますが、1週間に一度の来院として、概ね、2〜3週間、長い場合は数ヶ月かかることもあります。
また、根の治療を行なった場合、根の治療の上に土台とかぶせ物をかぶせるのでその治療も含めると1ヶ月ほどかかります。
なぜこれほど治療期間、回数がかかるのか
それは、根の中の形は複雑かつ、内部が細く、長いため見えづらいことにあります。
ファイルという器具を用い、手探りで、根の中を清掃します。そして殺菌のための消毒液を入れて洗浄します。通常は3日〜7日前後経過して、再度、治療をします。
このため2~3回程度かかってきます。根の本数が多い場合や、根の形が相当複雑なものに関してはそれ以上かかってきます。複雑な根の形ものに関しては、3次元のレントゲンであるCTを撮影して確認したり、マイクロスコープを用いて丁寧に治療を行うためです。
根の中が完全に綺麗になったら根の中、先にばい菌が入っていかないように、ゴムのようなもので封鎖していきます。これが根管充填といわれるものです。
その上から、土台とかぶせ物を入れていくので、そちらで2〜3回ほどかかります。
期間でいうと、こちらも2〜3週間ほどです。
ですのでトータル短くて1ヶ月、長くてそれ以上なのです。長いですが、放置しておくとさらに期間がかかってしまったり、歯を失ってしまいますので、しっかり治療を行なっていきましょう。