静脈内鎮静法

静脈内鎮静法とは？

当院では“眠っている間にインプラント”（静脈内鎮静法）を取り入れ、身体と精神面両方の負担軽減に努めております。

麻酔薬を投与することで、「怖い」「痛い」等の不安や緊張感を感じることなく「うとうと」している間にインプラント手術を終える管理法です。
（※全身麻酔ではありません）

当日は、麻酔認定医が手術に立ち会い、血圧や心拍数を測定管理しながら手術を行います。

静脈内鎮静法を行うにあたって

• インプラント手術終了後、60分は院内で休んでいただきます。
• 術後、眠くふらついたりする事がありますので手術当日は自動車の運転は禁止となります。
• 手術4時間前より食事禁止となります。術後は食事できますが飲酒はお控えください。
• アレルギーや全身疾患がある方、常用薬がある場合は必ず申し出てください。
• 血圧が極端に高い等、体調に異常がある場合は手術を行うことができません。

静脈内鎮静法の適応

静脈内鎮静法の適応はほぼ全ての患者様に対応可能です。特に歯科治療にトラウマがあり抵抗を感じる方や、白衣性高血圧・歯科恐怖症などの患者様はおすすめです。

また、治療中にオエっとなってしまった経験のある方も静脈内鎮静法よって不快感が大幅に軽減されるため、おすすめいたします。

インプラントに限らず、親知らずの抜歯や診療の負荷が大きいものでもご選択いただけます。担当の歯科医師としっかり相談しましょう。

静脈内鎮静法の難しい方

また、静脈内鎮静法を行うことが出来ない方もいらっしゃいます。

• 睡眠時無呼吸症候群の方
• COPD等呼吸器疾患のある方
• 鎮静時使用薬剤に対しアレルギーのある方
  （ex.卵アレルギー）
• 肥満気味で呼吸が難しい方

該当される方は事前に担当麻酔医とよく相談して頂き静脈内鎮静法の適応かどうかを判断します。

静脈内鎮静法のメリット・デメリット

メリット

• ほぼ無意識なので、処置中の痛みや音・振動などの歯科ならではのストレスを軽減できます。
• 血圧・心拍数などをコントロールし安定させられるため、術中の出血のリスクなどを軽減できます。
• 全身麻酔のように入院などが必要ないためその日のうちに、ご自宅へお戻りいただけます。

デメリット

• 処置後は薬の効果が残るため、繊細な作業や複雑な仕事をこなすことが難しくなります。
• 処置後の薬の影響で自転車や車などの乗り物は運転できなくなります。

静脈内鎮静法と全身麻酔の違い

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法を行うにあたって

インプラントオペは、抜歯などの通常の外科処置に比べ比較的長時間となります。またインプラントオペと聞くと緊張をしてしまうかたも多くいらっしゃいます。そのため当院では静脈内鎮静法の併用をお勧めしてます。

日帰りの麻酔となっており安全性も高く、何よりも手術中の意識がほぼ無いため苦痛を感じる事なく行えます。