子供・お母さんの歯について
質問一覧
- 妊娠中のレントゲンは撮影は大丈夫
ですか?
- 歯科のレントゲンはお顔よりも上のみの撮影となりますので、全く問題ないです。
また、当院ではどのようなレントゲン撮影でもおおきな防護エプロンをおかけしますので、おなかへの被爆は全くありません。
さらに、当院のレントゲンはデジタルのため、昔の一般的なフィルム撮影よりも被曝量が少なくなっています。
- 菌の母子感染と聞きますが、なんですか?
- 細菌は人に移ります。昨今のコロナウイルスもそうですが、接触だけでも感染します。
虫歯や歯周病は細菌感染でおこります。親からの口移しでのお食事や、同じ食器(お箸やコップなど)でのお食事は、親から子へと細菌感染を引き起こします。
なので、親はしっかりとした口腔内ケアをして細菌量を減らし、少しでも子への細菌感染のリスクを下げることが必要になります。
話はそれますが、恋人などとのキスも細菌感染のリスクがあります。
- 妊娠中の歯の治療はどうしたら良い
ですか?
- 妊娠安定期(妊娠4〜8ヶ月)であれば問題なく治療ができます。
麻酔薬もおなかへの移行はなく、影響はありません。
しかし、抜歯などの侵襲性の大きな治療や、お薬、特に痛み止めなどのお薬を飲むのは控えたほうがよろしいでしょう。
- こどもの歯磨きはいつからすれば良い
ですか?
- 乳歯がはえたらすぐ行いたいですが、事前にお口の中を清掃することに慣らしておかないと難しいです。
乳歯がはえる前から指にガーゼを巻いて歯ぐきのマッサージをするなどして慣らしておくと良いでしょう。
乳歯がはえてきたら、子ども用の小さな歯ブラシで磨きます。
- フッ素を塗るといいと聞きますが?
- フッ素は歯が虫歯になりにくくするという効果があります。薬局などにも売っているうがい薬でも効果がありますし、歯科医院で歯に塗るのも効果があります。
かといって、塗ることで虫歯にならないというわけではありませんので、しっかり歯ブラシすることは大切です。
歯がはえ始める頃のおよそ1歳児からやるとよいでしょう。
- こどもへの仕上げ磨きはどうすればよい
ですか?
- こどもがまず磨いた後に磨いてあげます。磨き残しはないかしっかり見ていきます。
歯と歯の間に物が詰まっていれば、フロスでとってあげましょう。
歯の交換はおよそ12歳まであります。
その頃まで仕上げ磨きをしてあげるのが良いですが、こどもの自立性とともに考えていくのが良いと思います。