歯周病のよくある質問

質問一覧

歯周病
歯周病とはなんですか?
歯周病とは、歯を支えている組織(歯周組織)、つまり、骨や歯ぐきの病気です。
どんな病気かというと、歯周病菌(細菌)が出す毒素から歯周組織が一定の距離を置こうとするため、自己免疫によって骨がとけ、歯ぐきもそれにつられて下がるという病気です。毒素によって歯ぐきに炎症が起き、腫れや出血をともなうようになります。
またその歯周病菌独特の臭いもあります。こういった症状のある方は早めに歯科医院へご相談ください。
歯は虫歯よりも歯周病で失うことのほうが圧倒的に多いのです。
歯石を除去してもらったら息がもれるのですが?
歯石がたくさんついている状態からいきなり歯石を除去しますとそれまで歯石によって歯と歯の間が埋まっていたのが開放されます。そうすると、息が漏れたり、息を吸ったり吐いたりするときに少ししみたりすることがあります。
また、歯石がたくさんついていると歯茎が腫れていてることが多いですが、歯石がなくなることで歯ぐきが引き締まり、歯ぐきがやや下がってしまいます。そうすると、今まで歯ぐきに隠れていた部分の歯が露出してきて、知覚過敏のようになってしまいます。
そういった理由で、歯石除去した後には、数日歯がしみる事が続くこともあります。もちろん、徐々に治っていきますのでご心配には及びません。歯ぐきがさがったのは戻ることはありませんが、その位置が本来のあなたの歯ぐきの位置なのです。
もし、歯がしみるのが治らない場合は知覚過敏用の歯磨き粉の使用をおすすめいたします。
歯周ポケットとテレビのCMなどでよく聞きますが、一体何ですか?
歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目にある、溝(ポケット)になります。
実は歯と歯ぐきはくっついているわけではなく、強固に密着しているのです。歯周病になるとその密着がだんだん弱くなってきたり、剥がれてきたり、してきます。そうすると歯周ポケットが深くなってきます。
ですので、歯周病のチェックは歯周ポケットの深さを測定することで、歯周病なのかそうでないのかを判断する材料とするのです(もちろん歯周ポケットだけで決まるわけではありません)。
ちなみに健康な歯茎だと、歯周ポケットは3mm以内です。4mmを超えると歯周病の疑いが出てきます。
歯周病の治療はどうして回数がたくさんかかるのですか?
歯周病の治療は保険治療内で処置できますが、その保険のルールで治療できる歯の本数が国によって決められているからです。歯周病の方は歯茎の中にまで歯石がついてしまっていることが多いのですが、一気に8本までしか歯ぐきのなかの歯石を取ることができないルールなのです。
それはもちろん、痛みが伴う治療なので、麻酔をかけることが多いのですが、一気に行うとするとその麻酔の量が増えたり、治療後に痛みが出てお食事などがしづらくなるという倫理的観点からもその本数が決まっていると思われます。
また、そういった治療の後、歯ぐきの回復を待ちますが、それに1ヶ月という期間待機しなければならないということも回数、期間がかかる理由になります。
歯周病が進行してしまいますと、費用も時間もかかってきますので、重度になるまえに歯科医院にてチェックをしてもらうか、定期的なメインテナンスを行うようにしましょう。
フロスのような補助器具でも清掃したほうがいいですか?
アメリカでは「フロスorダイ」という言葉があります。
フロスをしますか、それとも死にますかという意味だそうですが、それだけフロスが大事なんだよということを表しています。歯ブラシだとどうしても歯と歯の間の汚れを完全に落とすことができないため、フロスや歯間ブラシを使用することで、ほぼすべての汚れを取ることができます。
ただし、間違った使用方法だと、逆に歯ぐきを傷つけたりしますので正しくできているかどうかは歯科医院にてご相談ください。
歯ブラシはいつ交換するのが良いですか?
歯ブラシは1ヶ月ごとに交換しましょう。
お口の中にはたくさんのバイ菌がいて、それを歯ブラシでとっていきますが、1ヶ月同じ歯ブラシで磨くと、その歯ブラシにかなり多くのバイ菌が繁殖し、せっかく歯ブラシしても、逆にバイ菌を歯にこすりつけるようになってしまいます。
よく毛先が開いたら交換するといいますが、毛先が開いたら、歯ブラシの効率性が悪くなっているので交換します。1ヶ月以内に開いてしまっても交換したほうが良いです。
ちなみに、当院で取り扱っているクラプロックスという歯ブラシは、毛先に水分が残りにくいようになっていますので、3ヶ月もちます。
カラーもたくさん種類があってお気に入りが見つかる歯ブラシです。
どの歯ブラシがおすすめですか?
歯ブラシはたくさんの種類が売られていますので、どれを使えばよいか迷いますよね。
まず歯科医師として言いたいのは、山切りカットはやめたほうが良いです!山切りカットそのものを悪く言うわけではありませんが、その歯ブラシがあなたの歯に合わせて作られてないからです。
人によって歯並びも違えば、歯の大きさも違います。ですので、自分の歯にあった歯ブラシを使うのが一番良いのです。
日々のご自身でのケアはとても大事です。
どの歯ブラシがあっているのか探すお手伝いもしますので、いつでもご相談ください。
タバコはやめたほうが良いですか?
歯周病を治したい!という気持ちがあるのであればやめたほうが良いでしょう。
タバコは、血管収縮作用があるニコチンを含んでいますので、本来なら炎症が起きていて出血する環境でも出血がないような状況を作り出します。
なので歯周病の発見が遅れたりします。また、血液の循環が悪いので組織の治癒を遅らせます。最近、加熱式タバコもありますが、まだまだでてきたばかりのものなので研究は進んでいませんが、タバコと同等のニコチンが含まれていることは確かです。
また、タバコとは違う、発ガン性物質を含んでいるとの報告もあります。タバコは歯周病を悪化させるだけではなく、虫歯にもなりやすくさせるという報告もあります。
歯が揺れているのですが、揺れない頃のようにもどりますか?
歯周病で歯が揺れてしまっているは場合はなかなか揺れない状態にまで持っていくのは難しいです。
なぜかというと、歯が揺れているということは歯を支えている骨がなくなっている証拠になります。
なくなった骨はもとに戻るということは基本的にありません。ただ、歯周組織再生療法が行える状態であれば、骨をある程度再生させ、揺れにくくすることもできるかと思います。
虫歯が進行しすぎて、根に膿が溜まって、歯が揺れてしまっている場合は、歯の根の治療をすれば骨が元通り戻ってきますので、揺れがおさまります。
歯周病は全身疾患と関係ありますか?
歯周病と糖尿病との相関はよく言われます。歯周病を良くするためには糖尿病を良くする。逆もしかりです。また、歯周病菌が血中をめぐることで早産を引き起こしたりするとも考えられています。
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